歴史を継承する限られた敷地での建替え
昭和3年に開設された柏戸病院は、常に患者様の立場に立ち、地域に根差した質の高い地域医療を提供してきた。運営しながらの、敷地内建替えであり、設計上、施工上の制約を克服する施設計画を行った。救急車やサービスのアプローチは変えず、平面駐車場を整備し、南側に明るい外来空間を設けた。1フロア1看護単位の病棟はスタッフエリアを中心にコンパクトにし、回復期病棟基準を満たす共用スペースを確保している。伝統を守り、前面道路に臨む毅然とした外観デザインとする一方、講堂、デイケア、院内保育、地域連携など、社会情勢に合わせた新しい機能も取り入れた。新柏戸病院は、伝統と進化を併せ持ち、地域医療を支える病院である。
所在地 |
千葉県 |
構造 |
RC造 |
階数 |
8/1 |
延床面積 |
10,525m² |
竣工年 |
2014年 |
備考 |
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