こどもへの見守りと看護の素早い連携に効果的な設え
埼玉医科大学を母体として設立した社会福祉法人埼玉医大福祉会の重症心身障害児施設である。敷地は埼玉医科大学総合周産期母子医療センターに隣接し、後方施設として長期医療体制を支援する。外観はカルガモの羽のこげ茶色とし、内部は原色も交えた明るい色彩計画とした。優しい曲面の壁を用いて、分かりやすく機能的な動線計画としている。病室の構成はベッド主体であるが、布団を敷く床居室や、陰圧制御病室、家庭復帰訓練の特別室を、障害のレベルに合わせ選択ができる。スタッフステーションからは、ほとんどの病室を見通すことができるように計画した。病室と廊下、さらに病室間には窓を設置し、こどもの見守りと看護の素早い連携に効果のある設えとしている。
所在地 |
埼玉県 |
構造 |
S造 |
階数 |
3/0 |
延床面積 |
3,021m² |
竣工年 |
2013年 |
備考 |
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