自然の中に佇む大きな家
富士聖ヨハネ学園は、昭和47年に東京都の補助による都外入所施設として忍野村に建設されました。本計画は、その施設老朽化に伴う建替え事業として、富士の裾野の自然豊かな場所で、施設を運営しながらの建替え工事でした。
障害度区分4以上の方を対象とし、入所者の方々は、施設で生活しながら日中活動を行ったり、趣味を楽しんだりして過ごしています。
全室個室で、16室を1ユニットとし、8ユニットで構成され、それぞれのユニットは明るい中庭を囲み、食堂、デイコーナー、居室、風呂が配置され、施設ではなく“家”っぽさのあるプランとなっています。また、それぞれのユニットのデイコーナーは、個性のあるコンセプト(Natural、Japanese modarn、Pop、Elegant)を設定し、特徴あるデザインとしました。
外装は、周囲の山々や開放的な外部空間に溶け込み、ゆったりした雰囲気を作り出すよう、水平ラインを強調し、施設のボリューム感を抑えるため、分節のデザインとしています。
所在地 |
山梨県 |
構造 |
RC造 |
階数 |
3/1 |
延床面積 |
6,778m² |
竣工年 |
2015年 |
備考 |
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