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とちぎメディカルセンターとちのき
作品紹介
医療施設 / 一般病院
とちぎメディカルセンターとちのき
地域の回復期・慢性期医療を担う
計画概要
栃木地区では栃木県厚生農業協同組合下都賀総合病院、医療法人陽気会とちの木病院、社団法人下都賀郡市医師会付属下都賀郡市医師会病院が中核病院の役割を担ってきたが、医師不足等により診療科の休止などが生じるなど地域医療体制の崩壊が危惧される状況にあった。
このようなことから限りある医療資源を有効に活用し、質の高い医療を実現するために3病院が統合再編し「とちぎメディカルセンター」を整備することと成った。
第1病院は急性期・亜急性期・二次救急医療センター、第2病院は地域の回復期・慢性期医療を担い、第3病院は総合保健医療支援センター及び介護老人保健施設等で構成し、当計画は第2病院である。
設計コンセプト
今回計画は地域の3病院統廃合によるもので、当該施設は一般病棟165床と介護老人保健施設50床からなる病院から、250床の回復期・慢性期及び緩和ケアを担う病院への変換である。
建設コストが急騰する前に組まれた予算により非常に厳しいコスト管理を求められ、工期にも成約があったことから鉄骨造+ALCを選択。
敷地は借地で地主の意図による制約があり、建物を建てられる箇所が限られて居る中での配置計画と成った。
回復期・慢性期ということで長期療養と成りやすい施設であるが、患者を自宅に返すことを主目的とし、敢えて体が自由に動かない患者を対象とした設えとするのではなく、一般的な家庭環境と同様の設えとすることに依って帰宅後の生活との乖離が無いように計画した。
所在地 |
栃木県 |
構造 |
S造 |
階数 |
3/0 |
延床面積 |
11,584m² |
竣工年 |
2015年 |
備考 |
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