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神奈川県立がんセンター重粒子線治療施設
作品紹介
医療施設 / 一般病院
神奈川県立がんセンター重粒子線治療施設
がん専門病院と一体計画された初の重粒子線治療施設
神奈川県立がんセンターに増築された日本初のがん専門病院連結型重粒子線治療施設。
同センターの機能拡充を図るための総合的な整備の一環として本施設の検討が進められ、病院機能、周囲環境、支持地盤等を考慮し配置計画が行われた。これにより、病院と重粒子線治療施設が一体化した高機能・高効率な施設となった。
遮蔽コンクリートにより「タフ」な印象になりがちな施設を形態や仕上等により「ヒューマナイズ」させることに主眼に置いて設計を行った。垂直照射用のビーム輸送機器が設置された高さ約20m のHEBT(High Energy Beam Transport)は、病院内・外への圧迫感を減少させるため建物の中心部に配置した。また地上構造部に中庭を設け「スタッフ棟」とHEBT を含む「機械棟」の2 つに分節することで長大感を減少させ、さらに各々に異なる外装材を用いることで、人と機械の主従関係を体現するよう配慮した。
所在地 |
神奈川県 |
構造 |
RC造 |
階数 |
2/1 |
延床面積 |
6,999m² |
竣工年 |
2014年 |
備考 |
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