子供達の成長を見守り続ける保育施設
千葉西総合病院で働くお父さん、お母さんの子供たちを対象とした保育施設である。
千葉西総合病院の院内保育施設は、民間の住居を借りて2施設で運営を行っていた。しかし、新病院の建設に合わせて看護師が増え、預かる子供も増え、施設が手狭になってきていた。看護師を募集するにあたって、保育施設の充実は急務であった。また、2施設は駅からも遠く、お互いの施設どおしも離れていたため職員の負担も大きかった。そこで子供たちが十分に、楽しく、安全に活動できる新しい保育施設を計画した。
敷地は、千葉西総合病院最寄り駅から徒歩1分の好位置である。周囲には中高層建築物は無く、主に2階建ての住宅が広がる場所である。建物の構造は、周囲の建物になじむよう、また保育施設である事やコスト等を考慮し、木造建築物とした。外観上の特徴として、屋根形状をマンサードとした。これによって住宅地の中にあっても違和感を与えず、かつ保育施設としての象徴のある建物となった。
平面計画は、スタッフの目の届きやすい1階に0~3才を対象とした保育室を配置し、2階には3~5才の保育室と学童を配置した。また、遊戯室を1階に設け、子供たちの学習のスペースとしても活用する。
安全対策の1つとして、保育室の壁面には園児が描いた絵などを掲示できるスペースを設けたが、ここはビニルクロスの下に薄い鉄板を設置し、画鋲等を使用せずマグネットによって掲示できるようにした。
所在地 |
千葉県 |
構造 |
木造 |
階数 |
2/0 |
延床面積 |
472m² |
竣工年 |
2016年 |
備考 |
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