伊藤喜三郎建築研究所

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作品紹介

医療施設 / 一般病院

名取市休日夜間急患センター

名取市休日夜間急患センター

地域住民に安心の「燈(あかり)」を灯す急患センター

既存施設は平成9年11月開所以来、仙南地域における一次救急の拠点として、名取市内だけでなく、隣接する市町村の住民にも多く利用されている。施設老朽化や狭隘の問題から、第二期宮城県地域医療復興計画に基づき、新施設が計画された。計画地のある名取市は国際線を受け入れる仙台空港があり、近年、発生している強毒性の感染症に対して、万が一、流行した場合でも、センター内での感染を防ぐ環境づくりを求められた。
 設計コンセプトは「名取地域における休日夜間の医療及び住民の健康を守るシンボルとして「燈(あかり)」をテーマとし、外観のガラスブロックから放たれる優しい光が利用者に安心を生み、週末や休日においても安心して診療が受けられる、地域住民に「安心の燈を灯す施設」を目指している。
 施設の各機能は中央の「光庭」を中心に設け、閉鎖的になりがちな診察の待合スペースに光が差し込み、心身共に穏やかになれる空間構成としている。
 また東日本大震災を受け、災害に対する危機管理が強く求められ、万が一の停電時でも、プロパンガスを利用したマイクロコージェネレーションシステムにより、最長で72時間、施設が稼働できる必要最小限の電力が発電される。強毒性の感染症が流行した際でも第2診察エリアは管理扉を閉鎖することで、感染症対応の診察エリアとして独立した稼働が可能となっている。第2診察エリアは専用の外部からの出入口にて運用が可能としてあり、患者の交錯や接触が起きないような感染対策を行っている。

所在地 宮城県
構造 S造
階数 1/0
延床面積 859m²
竣工年 2015年
備考

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