和モダンを基調とし、和歌山らしさをコンセプトとしたホテルのリニューアル工事
「休暇村紀州加太」は昭和38年に開業し、国立公園内の小高い山から瀬戸内海を一望できる素晴らしい眺望に恵まれたホテルであるが、老朽化に伴い、既存本館の全面改修および既存宿泊棟の建替えを行った。
館内は、和モダンを基調とし和歌山らしさを取り入れ、訪れるお客様を和ませる、癒しの宿をコンセプトとした。デザインソースとして、和歌山の手毬や高野山の高貴なイメージである「紫色」、加太淡島神社や高野山の根本大堂、和歌山の県木である梅の花のイメージである「朱色」、加太の鯛や計画地の大きな特徴といえる桜のイメージである「桜色」の3色を基調に、フロント・客室・レストラン等のインテリアデザインを行った。また、素晴らしい眺望を最大限に活かすため、ロビーやレストランの既存サッシを全面撤去し、大判ガラスの入るサッシにリニューアルした。
大浴場は今回工事で温泉を引込むと共に、瀬戸内の絶景を楽しめ、海とひと続きとなる露天風呂を新たに増設した。新しい宿泊棟は、全室オーシャンビューは勿論の事、世代を問わず使いやすい和洋室とし、テラス付の客室や段差のないユニバーサルデザインの客室などバラエティに富んだ客室を設けた。
所在地 |
和歌山県 |
構造 |
RC造 |
階数 |
4/1 |
延床面積 |
7,400m² |
竣工年 |
2016年 |
備考 |
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