急性期から社会復帰後の生活支援まで 地域を支える精神科病院
本計画は、370床の病床を持つ千葉県松戸市に位置する長期療養型の精神科病院の建物老朽化による建替計画である。昨今の医療事情から、病床数を308床へ縮減しつつ急性期への対応を強化した病院へ転換することが課題であった。
病床数を減らしつつも病床回転数を上げること、また、外来・デイケアを充実させることで、患者さまが社会へ帰ってからも生活支援を行える施設づくりをすることが要求された。病院コンセプトに則り、患者さまが健やかに治療できる環境づくりを目指した。
外観や外来空間は明るく親しみやすいデザインや色調とし、外来患者様や入院患者様のご家族が通いやすい雰囲気とした。
病棟の内装は、フローリング調の床材やナチュラルな壁紙を使用し家庭環境に近づけることで、社会復帰を促すしつらえとしている。
所在地 |
千葉県 |
構造 |
S造 |
階数 |
7/0 |
延床面積 |
11,127m² |
竣工年 |
2016年 |
備考 |
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