東日本大震災から復興を支援、地域住民が集う交流の場を生みだす診療所
本計画は、津波被害のあった敷地のかさ上げ造成工事を行い、診療所・訪問看護ステーション及び職員住宅の建設を行った。診療所の構造は、木+鉄の複合梁を用いたハイブリッド耐震工法を採用し、開放性とレイアウトに自由度を持たせるように配慮した。
利用者が穏やかに過ごせる空間であると同時に地域住民が集う交流の場としても活用するため、診療所中央に配置した待合ホールにあるガラス戸からデッキテラス越しに、再生する陸前高田市の街が視界に広がる。
また、上部に設けられた吹抜により、閉塞感のない明るい空間が創り出されている。待合ホールの内装は当地域の気仙杉を使用し、木のぬくもりが感じられる空間としている。職員住宅は、世帯用・単身用を準備し、棟毎のテーマカラーを設けた内装とした。
所在地 |
岩手県 |
構造 |
木造 |
階数 |
1/0 |
延床面積 |
602m² |
竣工年 |
2017年 |
備考 |
延床面積 : 診療所 322.1㎡m / 職員住宅棟 280.8㎡ |