豊かな自然環境を生かしたグランドデザイン
自然林の残る「健康と文化の森」を活かした建築計画である。敷地内のオオタカの森から連なる豊かな自然林を最大限残すとともに眺望を活かすため、トライアングル型病棟とコンパクトな平面計画を採用し、周辺環境への配慮として建物高さを抑制した。また、せせらぎの自然を残し、菜園や自然林にも接する屋外歩行リハコースの設置など、自然との共生も一つのテーマとした。同時に医療圏に不足する救急拠点施設として二次救急に対応できる高機能病院とし、救急と手術室や検査室さらに急性期病棟への直結動線を設け、救急医療に不可欠な迅速性を確保している。インテリアでは自然採光を十分に取り入れた豊かな空間と、ユニバーサルデザインを徹底し、使いやすく快適な「患者・見舞客等の利用者にやさしい病院」のアメニティ空間をつくりだした。また病棟間連携と安全性の強化と24時間対応の院内保育室など、「スタッフにとって働きやすい病院」である。
所在地 |
神奈川県 |
構造 |
RC造 一部S造 |
階数 |
5/0 塔屋1階 |
延床面積 |
15,393m² |
竣工年 |
2017年 |
備考 |
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