人を愛し、病を極める
大原綜合病院は創立明治25年より120年以上にわたり、福島市の中心市街地の地域医療の発展に努めてきた。東日本大震災による被災を受け、ふくしま復興のシンボルとして、旧病院にほど近い福島市中心市街地に移転新築計画が進められた。
新病院は、病院理念:「人を愛し、病を究める」に基づき、救急から専門まで、外傷から疾病まで、小児から高齢者まで、性差などそれぞれに適応する総合医療を提供する市民病院的な役割を担う。
震災の教訓の大地震への備えから免震構造の採用、設備の二重化等により24時間365日、医療を継続して提供できる。「断らない救急」を実現するため、強化・充実した救急スペースを確保した。屋上ヘリポートを設け、広域医療や災害医療にも貢献できる医療機能の充実を図り安心安全な病院を実現させた。
地域周産期医療センターとして、レディースセンター、こどもセンター及びNICUをワンフロアに集約設置することにより、安心してお産のできる「子どもと女性に優しい病院」となっている。
診療所との前方連携、回復医療施設との後方連携を行うシームレスな医療連携を促進する地域中核病院としての役割を担い、利用者にやさしい地域に開かれた市民に親しまれる病院をめざしている。
所在地 |
福島県 |
構造 |
S造(免震構造) |
階数 |
10/0 塔屋1階 |
延床面積 |
26,256m² |
竣工年 |
2017年 |
備考 |
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