周囲への配慮に富んだ地域密着型病院
1915年以来使用され94年にわたり親しまれてきた「札幌鉄道病院」は、新病院完成を機に名称を「JR札幌病院」と改め、地域医療の中核病院として親しみやすい病院をめざしている。本計画は、既存病院が建っていた同一敷地内での新病院建設事業であり、病院機能を停止することのない、安全な建替えを念頭に進めた。敷地は札幌市中心街に位置するため、将来を見据え、できる限り空地を残す計画とした。また旧道庁(赤レンガ道庁)を起点とする歴史ある「北3条通り」に面しているため、圧迫感を与えないデザイン、周囲に溶け込む色彩計画とした。外構計画においてもシンボル的な既存樹木を残し、交差点に面してベンチを設けるなど、潤いを感じる計画としている
所在地 |
北海道 |
構造 |
RC造、S造 |
階数 |
6/1 |
延床面積 |
21,864m² |
竣工年 |
2009年 |
備考 |
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