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ネパール国パロパカール産婦人科病院
作品紹介
医療施設 / 一般病院
ネパール国パロパカール産婦人科病院
ネパール唯一の公立産婦人科専門病院
パロパカール産婦人科病院は1959年設立のネパール国唯一の公立産婦人科専門病院である。2015年に発生したネパール大地震の復旧・復興プログラムの一つであり、JICAの無償資金協力事業として再建された。「より良い復興(Build Back Better)」の理念を実現するため、以前よりも効果的で効率的な医療サービスを提供できること、また災害に強く非常時にも機能し続けられる施設整備を目指して計画した。本病院は全国から妊婦および患者を受け入れているトップレファラル施設であり、医学教育機関の病院として産婦人科学の医師、看護師の教育および修士学位認定機関である。再建に当たっては、それまで混在していた機能を再整備して、産科と教育機能に特化した病院建築とし、災害時に対応できるスペースも確保している。1階に救急・手術・産前病棟、2階に分娩及び母体手術後病棟と管理部門、3階に新生児室及び治療室と教育施設という機能構成とした。再建された煉瓦タイル張り建築には、利用者に親しまれていた旧棟の女神像のレリーフを再設置している。
所在地 |
ネパールカトマンズ |
構造 |
RC造 |
階数 |
3/0 |
延床面積 |
5,400m² |
竣工年 |
2019年 |
備考 |
㈱オリエンタルコンサルタンツグローバル・㈱伊藤喜三郎建築研究所・㈱国際テクノセンター共同企業体 |