患者やスタッフに選ばれる、高性能で快適なネクストホスピタル
友愛医療センターは沖縄県南部の急性期医療を支え続けてきた。移転新築し、急性期の医療機能を充実させるために、救急、手術、 ICU、HCUを中心とした機能の拡充と、診療科ごとの機能を集約したセンター化を行った。
1階の外来診療部門は、2本のメインストリートに面して受付を設け、わかりやすい計画とした。また、1階中央ロビーにカフェスペース、2階にはラウンジコーナー等を設けて、患者がくつろげるように配慮した。
病棟は 2つの三角形が合わさった形状とし、1フロアは診療部門+2看護単位で構成され、病棟と診療機能を同一フロアに集約しセンター化した。各病棟は中央のスタッフステーションから病室が見渡せるように配置し、南北に向く病室は雁行型の平面計画として、西日除けの壁を設けることで、強い日差しを遮りながら景色を楽しめる明るい病室とした。
沖縄の自然をイメージする色や素材、伝統織物の柄をモチーフにした内装計画、サイン計画を行い、沖縄らしさとわかりやすさを両立させた計画とした。地域災害拠点病院として、免震構造を採用するとともに、沿岸地域に立地しているため、建物を前面道路から約3m高い位置に計画して、万一の浸水に備える計画とした。
所在地 |
沖縄県 |
構造 |
RC/S造 |
階数 |
8/0 |
延床面積 |
48,102m² |
竣工年 |
2020年 |
備考 |
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