命をつなぐ 地域とつながる
A棟(外来棟)は「つながる(=地域とつながる)」、B棟(救急、健診、手術、病棟)は「つなぐ(=命をつなぐ)」をコンセプトに、2つの建物を緑のラインでつなぎ、横ラインを強調した外観デザインを採用。環状8 号線を走る車の「スピード感」や建物と街並みとの「つながり」を表現した。外来棟(A棟)は将来の外来クリニックとしての運用が可能な配置計画を採用。B棟1 階の救急センターは、救急車受入 10,000 台/年を想定し、救急専用の放射線検査室と直結し、救急患者への迅速な検査を可能とした。また、専用の搬送用エレベーターにより4階の手術室と短い動線を確保した。B棟2 階の健診センターは男女に配慮した専用エリアで受診可能な平面プランを採用した。検診センターの来場者は専用EVにより1 階エントランスから2 階健診エリア、3 階内視鏡検査まで、病院利用者に交錯なく移動が可能である。病棟は4床室と1床室を組み合わせたプランを採用し、コンパクトな病棟面積と短い看護動線、病室の居住性を両立した空間構成とした。駐車場は隔地駐車を採用し、A棟B棟すべての附置義務駐車台数を立体駐車場(タワーパーキング)に集約配置して確保した。これにより敷地内の駐車場面積を最小に抑え、敷地の病院機能面積を最大限に有効利用した計画としている。
所在地 |
東京都 |
構造 |
RC(B棟のみ免震) |
階数 |
10/0(塔屋1階) |
延床面積 |
23,498m² |
竣工年 |
2020年 |
備考 |
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