地域に根差した最先端のがん治療病院
恵佑会札幌病院は地域がん診療拠点病院であり、移転新築計画では、3つのコンセプトを基に地域医療への貢献を具体化した。
「最先端の高度がん治療を支える施設づくり」
がんの集学的治療と周辺疾病に対して、最先端の高度医療による治療が行え、さらに今後の進展にも柔軟に対応できる「新しいがんセンター」を具現化する計画とした。そのため機能的な部門配置、将来を見据えた変更・改修や拡張へ柔軟に対応できるような構造とするとともに、看護効率を高め患者の近くでケアできる病棟計画とした。
「患者や家族の不安を取り除き、癒される病院」
患者や家族には「ここで診て貰いたい」という信頼を与え、広々としたホスピタルストリートを中心に、わかりやすく、安心を与える病院とし、アメニティと癒しの環境を充実した。また、患者用の図書・情報コーナーを設置するなど、医療情報の提供を行っている。
「スタッフにとって働きやすく、魅力のある施設づくり」
医師、看護師、そしてすべてのスタッフが笑顔で「ここで働きたい」という誇りが持て、安心して治療に専念できる癒される病院を目指した。スタッフ動線を短縮し、スタッフ諸室とアメニティの充実、さらにスタッフ間の連携がとりやすい病棟とした。
所在地 |
北海道 |
構造 |
S造 |
階数 |
7/0 |
延床面積 |
28,000m² |
竣工年 |
2021年 |
備考 |
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