「いわきで一番のリハビリテーション病院」災害に強く、安心、安全でコンパクトで使いやすい病院
○まちに開かれた活発な医療環境の提供
・まちに対して開かれた外来部門、活発なリハビリ環境となるよう、大通り側に外来、リハビリテーションセンターを設け明るい環境を計画した。
・暮らすところ(病棟・介護医療院)と治すところ(外来部門)の関連性のある部門の階を近づけることで、明快な階構成、部門構成とし、機能的かつ効率的な施設となるよう計画した。
○災害に強く、安心、安全で確実な病院施設
・鉄骨造を採用することで建物を軽量化、支持地盤の低い地域での杭工事費を削減し、地震時にも安全な建物の構造計画とした。
・河川に近い敷地のため、床レベルを可能な限り上昇させ、洪水等の浸水に対応できるよう、出入口各所に誰でも運用しやすいタイプの防潮板を設置。
○院内に散りばめられた機能的なリハビリ環境
・送迎での利用が多い通所リハビリテーションを風除室から直接アクセスできるようにすることで、病院を利用する患者の動線と明確に分け,利便性を高めた。
・回復期リハビリテーション病棟(3 階)とリハビリテーションセンター(2 階)を上下のフロア構成とし、リハビリテーションの頻度を上げられるよう配慮。
○働きやすいコンパクトで使いやすい病院
・病棟は廊下に回遊性を持たせ、コンパクトな病棟構成とすることで、スタッフの移動距離が少なく、維持管理しやすい施設となるよう配慮。
・主たる廊下の端部に開口部(窓)を設けることで、院内に陽光を導き、天候、時間、季節の移ろいを感じられるよう配慮した。
所在地 | 福島県 |
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構造 | S造 |
階数 | 6/0 |
延床面積 | 7,364m² |
竣工年 | 2022年 |
備考 |