最先端医療を支えるネクストホスピタル
仙台徳洲会病院は開院36年を迎え、今日の医療技術の進歩、医療を取り巻く新たな環境の変化に対応するため、最先端の医療を支える新病院として移転新築した。
敷地はホームベースのような形状で南側に高圧線があり配置に制約があったが、建物は可能な限り西側に寄せ、将来建替えスペースを東側に確保した。
設計コンセプトとしては主に3つのテーマにより設計した。
1.最先端の医療を支える機能的なプランニング:縦動線の要となるエレベーターを建物の中心に配置することや関連部門を近接配置することで、効率性が高く迅速な機能連携を可能にした。
2.的確な看護が行なえる安全・安心な病棟計画:多職種のスタッフの医療連携拠点となるスタッフステーションをH型病棟中央部に配置し、2病棟を繋ぐスタッフ専用通路を設置することでスタッフの移動や物品搬送の効率化を実現した。
3.いつまでも機能し続けるフレキシビリティの高い計画:高い診療機能を保ったまま将来に渡り機能し続ける増築・建替スペースを確保した。
階構成は、1~2階は主に外来・検査部門、3階は手術部門、4~7階は病棟、8階は介護老人保健施設、9階は管理部門となっている。1階エントランスホールでは、特徴あるデザインの明るく爽やかな3層吹き抜け空間が、来院者を迎え入れる。また、附属棟として院内保育所も備えている。
所在地 |
宮城県 |
構造 |
RC一部S |
階数 |
地上9階 |
延床面積 |
34,441m² |
竣工年 |
2022年 |
備考 |
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