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埼玉医科大学国際医療センター 化学放射線治療棟
作品紹介
医療施設 / 大学病院
埼玉医科大学国際医療センター 化学放射線治療棟
患者中心医療施設の具現化
埼玉医科大学国際医療センターは「患者中心の医療」を理念に世界最高水準の病院を目指しがん・心臓病に特化した病院として開院された。今回、築数十年経過し医療機器の更新が必要不可欠な状況と、さらなる病院理念の具現化、長年理想としてきた医療提供体制実現の為に機能充実(更新・拡充)を図り、より拠点病院として相応しい高度医療が提供出来るがん治療に特化した施設(F棟:化学放射線治療棟)の増築が実現した。
計画では、検査・治療・入院と永続的に安心して充実した手当てが受けられる病院として、1階放射線部門、2階化学療法・薬剤部門、3階検査部門・カンファレンス、4階病棟、(5階機械室)で構成され、がん治療において関連する部門が1棟で連携体制が構築されている。また、既存病院のがんセンター、管理棟の医局とそれぞれ連絡通路で結び、既存病院との連携の充実も図っている。患者エリアの環境整備だけでなく、スタッフ医療提供環境を充実させることにより、治療に負担を掛けないことに繋がる考えを具現化した。また、危機増設や病床増床にも備えた対応や、患者ゾーンでのメンテナンス作業が極力ない様に機能を外部に配置し効率化を図っている。
尚、キャンパス内での工事も患者様の負担に大きくかかわる要因の一つである。今後の高度医療継続を図るために医療機器増設、増床に備えた計画とし、将来対応に備えた。
キャンパス環境においては、既存建物のデザインを取り入れ調和を図りつつ、基壇部において防護壁のコンクリート打放しを利用し最先端高度医療提供施設としての力強さと、位置付けを担う建物としての存在感を明確にするデザインを採用した。
所在地 |
埼玉県 |
構造 |
RC一部S |
階数 |
5/0 |
延床面積 |
10,299m² |
竣工年 |
2021年 |
備考 |
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