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産業医科大学病院急性期診療棟
作品紹介
医療施設 / 大学病院
産業医科大学病院急性期診療棟
高機能の第一線医療を実現し、理想的な医療環境を整備
産業医科大学病院は昭和54年7月に診療を開始し、北九州地区唯一の大学病院および特定機能病院として、質の高い安全な医療・教育を行ってきたが、開設より40年以上が経過し、施設の老朽化や狭隘化が目立つため、急性期診療棟の増築を行った。
1階に救急と血管造影3室、2階に総合周産期母子医療センター、3階にハイブリッド手術室2室を含む17室と集中治療室、2・4・5階に病棟など急性期医療に関わる最新の医療技術の集約と部門の強化を行っている。また、スタッフの職場環境にも配慮し、スタッフリフレッシュルームや当直室・仮眠室などの整備や産業医科大学ならではの産業医養成に係る臨床教育の機能強化も図った。
ファサードは大学のシンボルである重厚な赤レンガ調タイルを用い、部分的に大型サッシ等の軽やかな開口部とリブ付押出成型セメント板を採用することで、歴史を継承しつつ、新たな要素を融合させた。
インテリアは「Comfort Natural」をデザインコードとし、居心地の良いニュートラルカラーをベースに、安らぎのある上質な空間としている。アースカラーと木目をアクセントに使用し、カフェのようなほっとできる柔らかでやさしいデザインとした。
所在地 |
福岡県 |
構造 |
RC一部S |
階数 |
6/0 |
延床面積 |
23,380m² |
竣工年 |
2023年 |
備考 |
近代建築2024年11月号掲載 |