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東京科学大学病院 C棟(機能強化棟)
作品紹介
医療施設 / 大学病院
東京科学大学病院 C棟(機能強化棟)
医系診療部門と歯系診療部門を繋ぐ大学病院の玄関口
今回増築された機能強化棟には、手術室・重症系病床・材料部・救命救急センター・医療情報部が計画されており、高度急性期医療提供機能の強化・充実を目的として整備を行った。免震構造を採用し、防災機能を強化することで、巨大地震等の災害時でも医療行為の継続が可能となっている。また、南面外壁や屋根へ太陽光パネルを設置、外壁の断熱性能を高める等により、環境への配慮も積極的に行っている。
当時の医科、歯科二つの病院入口前の敷地に、運営しながら工事を行うことや、既存6階の手術室を繋ぐ空中ブリッジ、地下鉄への接続など、施工においても難易度の高い計画となった。
高度急性期機能の詰まった建物ではあるが、大学の玄関口としての性格も求められた。フロアレベルの違う建物を繋ぐエントランス機能を持たせるために、低層部はエスカレーターを利用したスキップフロアを採用し、また地下鉄お茶の水駅から直結して利用できる経路を設けることで、利用者の利便性を高めた。
正面玄関から1フロア上がった部分には、大学職員や、学生、来院者が利用できる福利厚生施設に隣接して、吹抜けに面したホールを設けることで、賑わいの空間を演出している。
所在地 |
東京都 |
構造 |
S一部SRC |
階数 |
9/1 |
延床面積 |
15,364m² |
竣工年 |
2024年 |
備考 |
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