コミュニティケアの核となる一般病棟
公益財団法人鹿島病院は、昭和18年に当時猛威をふるった結核の撲滅を目的に設立された「財団法人鹿島の里修養院」から始まる。その後半世紀以上もの間、一貫した「コミュニティケア」を実践してきた。 一般病棟には障害者病棟(39床)、回復期リハビリ病棟(38床)を移転した。障害者病棟には現代のナイチンゲール病棟とも言える30床室を設け、ベッド廻りの360°ケアを可能とするためベッドサイドにメディカルコラムを設けた専用設計とした。「一般病棟」という名称ではあるが、社会復帰を促進する機能となっており、鹿島病院の「コミュニティケアの核」となる病棟と言える。 外装は深い庇とルーバーパネルで構成され、熱負荷軽減だけでなく、鹿島灘から吹き上げる強風対策にも配慮した。ルーバーパネルをランダムな配色とすることにより、緑豊かな周辺環境との調和をめざした病院である。
所在地 |
茨城県 |
構造 |
RC造 |
階数 |
3/0 |
延床面積 |
5,467m² |
竣工年 |
2013年 |
備考 |
|